蔵書票のスタイル

蔵書票を分類する際の様式について説明するカテゴリーです。

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書庫をイメージした蔵書票 「library interior」

俗に(と言ってもほぼ日本では紹介されていませんが)「library interior」といったカテゴリーに属する蔵書票があります。無数の本棚にぎっしりと敷き詰められた書物が背景となっているのが、一つの特徴です。18世紀頃より、こちらのスタイルの蔵書票が数多く制作されました。
その他

蔵書票の起源1 古代における、書物の所有者を示す方法 

これまで散々紹介してまいりました「蔵書票」が、書物の所有者を規定する最も古い方法ではありませんでした。何と古代よりそういった習慣はあったそうで、今回はその最古の一つと考えられる、古代エジプトにおけるパピルスの所有者を示した方法について見てまいります。
蔵書票あれこれ

蔵書票のモチーフとしての、「紋章」と「家紋」の差異

蔵書票に最も多用されてきたデザインとして、まず紋章が筆頭に挙げられます。16世紀~18世紀までに制作された蔵書票のほとんどは紋章をモチーフにしていました。一方で、紋章の親戚と認識されがちである日本の家紋は、滅多に蔵書票に取り入れられることはありません。これらの差異は、何処に起因しているのでしょうか?
その他

国外における、蔵書票の様々な呼び方 

蔵書票は日本語である通り、国外で通じる言葉ではありません。現在、主に「エクスリブリス(EX LIBRIS)」の呼び方が半ば一般化している蔵書票ですが、過去にはそれに限らない様々な呼称がありました。これは「蔵書票を定義する単語が統一されていなかった」点も関係していると、私は推測しています。
蔵書票あれこれ

音楽票? 蔵書票の亜流、ないし進化系?

蔵書票から派生したとされるものの中に、音楽票があります。蔵書票が本に貼り付けられていたように、音楽票は主に楽譜に貼り付けて、その所有者を示したとされているものの、実は色々うさん臭い部分も含有しているので、その辺もちょろっと触れてまいります。
蔵書票あれこれ

偽造された蔵書票 ジョージ・ワシントン

アメリカ初代大統領であるジョージ・ワシントンも、蔵書票を所有していました。彼の蔵書票は非常に人気が高く、過去には偽造されたものも多数出回っていたようです。どのような場合に蔵書票は偽造されるのか?今回はその辺に焦点を当てていきます。
蔵書票あれこれ

聖職者の蔵書票1 司教編

蔵書票は、平民貴族のみならず、実は聖職者も制作を依頼していました。元々本は修道院で作られることが一般的であったことを考えると、当然と言えば当然なのですが、聖職者の権力が弱まった19世紀以降はほとんど見かけることは無くなりました。
所有者を示す方法

日本における蔵書票 

明治時代後期、オーストリア人版画家により日本に伝わったとされる蔵書票が、静かに産声を上げました。日本では「蔵書印」が、長らく所有者を示す道具として活用されてきた関係で、蔵書票は暫くの間人口に膾炙しないままに、一部のコレクターによって親しまれてきました。
蔵書票あれこれ

マダム・デュ・バリーの蔵書票 紋章型

「マダム・デュ・バリー」の名前を聞いたことがある方は少なくないと思われます。特に、ベルサイユのバラでの悪辣な発言と高慢な態度は、記憶に残る映像の一つでしょう。実は彼女も、蔵書票を所有する、いわゆる票主の一人でした。
挿絵としての蔵書票

挿絵としての蔵書票2 橋口五葉

後世に名を残している画家の手による蔵書票というものを、時折見かけます。今回紹介する橋口五葉は、明治・大正と二つの時代を又にかけて活躍した画家です。彼の業績の中で比較的良く知られているのが、夏目漱石の著作の装幀で、その一つに蔵書票?と思しき版画を刷り込んだ一冊があります。
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