所有者を示す方法

本のイラストが蔵書票として使用されることについて アルフォンス・ミュシャとルーカス・クラナッハ

蔵書票は原則として個人のために制作するオーダーメイドですので、そのデザインは単一のものになるはずのですが、まれに本の挿絵で蔵書票と同じデザインのものが存在するケースがあります。今回はアルフォンス・ミュシャとルーカス・クラナッハが制作した蔵書票を資料に解説してまいります。
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生井巖著「そとにでた かまどうま」復刻本 ル・プティ・パリジャン発行

日本画家である生井巖氏が昭和54年に自費で限定制作した詩画集「そとにでた かまどうま」を、この度LE PETIT PARISIEN名義で復刻致しました(100部限定)。その特異な判型や仕様について解説した動画となります。
本の内容

ゲテ本その3  紙魚供養 斎藤昌三と書物展望社 変わった装幀

ずいぶん前のジャーナルにて紹介しましたゲテ本装幀「造本小僧浮世戯書」に引き続き、久しぶりのゲテ本の紹介となります。ゲテ本のゲテはゲテモノのゲテと同じ意味で、漢字では下手と書かれて一般には質の悪い物全般を指す言葉として認識されています。ただ装幀の世界では、もう少しポジティブな意味を与えられています。
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童話作家初山滋作の蔵書票、および手掛けた装幀など

童話作家として戦前、戦後にかけて活躍した初山滋による蔵書票を紹介したトピックです。票主(蔵書票の依頼主)の少雨荘も斎藤昌三という、一部で著名な本の研究家だった方です。あわせて初山の装幀についても言及しています。
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フランス革命前後の蔵書票について 貴族と市民の関係

西洋史のお勉強の中で最大級の衝撃の一つが「フランス革命」ではないかと、個人的に考えています。ただこのフランス革命が蔵書票にまで影響を与えたことを知っている方は、国内ではほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか?
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自分の蔵書票「自票」 エドゥアール・マネ アール・ヌーヴォーなど

Bonjour. 蔵書票にしばらくの間関わっていると、自票という言葉といずれ出会うことになると思います。要は蔵書票のことを指して使う言葉なのですが、自という言葉から想像される通り、自分の票であることを示す際に自票が用いられます。例えば...
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西洋の写本 その3 羊皮紙で作られた楽譜 グレゴリオ聖歌

Bonjour. 西洋の写本について解説した動画の最終回となります。今回は一体何が書かれているかについて言及しました。ラテン語に明るくないので曖昧な説明に終始していますが、大目に見て下れば幸いです😂 ※※...
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西洋の写本 その2 留め具の役割と革のページ? 羊皮紙の歴史

前回に引き続き羊皮紙の構造となります。今回は表紙だけでなく中身の特殊な素材に関しても言及しております。
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西洋の写本 その1 その特殊すぎる構造について 重さ、装飾など 中世の歴史

「写本」って何か知ってますか?すごく平たく言うと、「手書きで書かれた文書を冊子にしたもの」です。その昔、日本では印刷技術が無かったので、原則として手書きで文章が記述され、その後冊子の形に仕立てられましたが、それは西洋も一緒でした。ただし、製本の「様式」がまるで違っており、今回は西洋の写本に特徴的な構造について解説をします。なお、こちらの本は情報量が多すぎる関係により、三回に分けて撮影し投稿する予定です。
挿絵としての蔵書票

「異装」という、かつて存在した出版文化について  竹久夢二の本

「異装」という言葉を聞いてピンとくる方は少ないと思います。ちなみに見慣れない、変わった服装のことではありません笑。こちらで紹介するくらいですから、当然装幀と関連のあるトピックとなっています。ただ現代の観点からすると概念的に理解しづらい部分がありますので、不明点はコメント欄にでも投稿ください。
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