その他

19世紀の挿絵本「大都市パリ」について 鹿島茂氏の著書などで紹介されている一冊

Bonjour. 本を購入しておきながら、中々手をつけずに積んでしまうことって誰にでもありがちだと思うのですが、今回紹介するLA GRANDE VILLE NOUVEAU TABLEAU DE PARIS (1844) は私が買ってか...
所有者を示す方法

エリザベス女王の蔵書票 英国の王族

現英国女王であるエリザベス二世も、数種類の蔵書票を所有しています。今回メインでご紹介するものは、彼女が少女時代(女王になる前)に作られたものとされています。
挿絵としての蔵書票

エミール・オルリックの蔵書票 明治期の日本との深い繋がり

「エミール・オルリック」の名で主に版画家として活動していた人物がおりまして、彼は明治期の日本と深い接点を持っており、かつ日本に蔵書票を伝えた最初の外国人と考えられています。
印刷

アンカット製本とは? 装幀の歴史を考える上で外せないポイント

Bonjour. 既に説明済みと思っていたアンカット(uncut)製本について、前回の動画を撮っていてまだ行っていない事に気が付き、忘れないうちに動画にまとめました😋 アンカットを説明するのに丁度都合の良い材料も見つか...
その他

2022年度の予定 とりあえず前代未聞の本を作る

新年一発目としまして、昨年度に引き続き抱負を語ってみました。もうかれこれ3年ほどかかずらっていて未だ完成を見ない、オープンな書斎LE PETIT PARISIENの活動をまとめた本の仕様について言及しました。今回は具体的な内容には触れず、あくまでも本そのものの作りに関してのみ解説しています。
その他

Painting Exhibition featuring Asako Toyoizumi with book-plates 貼り付ける蔵書票

2021/12/6~12/26 13:00~18:00(水木休)で、作家豊泉朝子さんの作品展を実施中です。今回こちらの依頼で、蔵書票も多数制作頂きました。また実際に貼り付けた本も、参考として展示しております。
所有者を示す方法

蔵書票を貼り付ける理由、貼り付けない理由 作品と用途の差異について

以前にも同じようなトピックでお話した内容をもう少し掘り下げたものになります。蔵書票って本来、本に貼り付けて所有者を示すものであるはずなのに、どうしてバラで販売されていたりすることの方が一般的になってしまったのか?に、新旧の蔵書票を参考資料に焦点を当ててみました。
その他

作家「深沢七郎」と今川焼屋「夢屋」 横尾忠則の紙袋

今回もちょいと番外編となります。現在私がオープンな書斎LE PETIT PARISIENを開いている空間は、かつて今川焼屋「夢屋」が2年ほど運営されていました。オーナーは作家「深沢七郎」。今では殆ど忘れられて久しい人となりましたが、書斎との繋がりは無くなることはありません。
その他

番外編 シェイクスピアの紋章 カンティング・アームズ

英国の一小市民に過ぎなかったシェイクスピアは、自ら書いた戯曲によって史上まれにみる成功を収めました。そして英国人の栄誉である「紋章」までも手に入れたのです。元来、この紋章と蔵書票には深い関係があり、シェイクスピアのものはカンティングと呼ばれる要素が含まれた、非常に遊び心のあるデザインとなっています。
所有者を示す方法

世界最古級の蔵書票 ドイツのハリネズミ 掛詞 言葉遊び 紋章

俗に「ハリネズミの蔵書票」として知られている、15世紀に製作された最古級の票を紹介します。こちらの蔵書票、日本では単純にモットー(格言)に書かれている言葉にしか言及していないのでですが、私はもう一歩踏み込んで呪いの言葉(ブックカース)やカンティング(一種の言葉遊び)についても説明を加えてみました。
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