稀代の珍本「エロ・エロ東京娘百景」 国立国会図書館にも無い本

Bonjour.

凄くおおざっぱに「おかしな本」って世の中にごまんと溢れていると思いませんか? 私のジャーナルで以前紹介したゲテ本や内容が特異なもの、例えば完全自殺マニュアル家畜人ヤプーなんかは積極的にタブー的要素に切り込んでいくあたり、そういった部類に該当するんじゃないかと思ったりしています。今回紹介する「エロ・エロ東京娘百景」も、出版された年代から考えると相当エライことが書かれている禁断の一冊です。実は以前別の動画にて軽く触れたことがあったのですが、その後まさかの復刻版が出たりして日の目を見た?ようなので、改めて私からもジャーナルの一トピックとして取り上げさせてもらいました😄😂😄

※※必要な部分のみ切り出して紹介しておりますので、途中から動画が始まっている場合がございます。まずは動画からご覧になり、補足をお読みください。

この本の書誌学的特徴は二点で、一つは「発禁本」であり、もうひとつは「国立国会図書館にもなぜか存在しない」という点です😂 どちらもかなりパンチの利いた特徴ですが、発禁本自体は当時数え切れないほど検閲によって量産されていました。検閲は出版した本の内容に問題があった場合、一部を修正するよう指示したり、最悪出版の差し止めを命じることもありました。今回のエロ・エロ東京娘百景発禁の経緯に関しては良く分かっていないらしいですが、内容からすると当時異常に厳しく取り締まっていたエロ本に認定され、公序良俗に反する不届きな一冊の烙印を押されて出版界から抹殺されたことは明らかです。

十銭文庫シリーズは昭和5年よりスタートし、今でいうところの岩波文庫やちくま文庫のように、特定のジャンルに特化し格安で提供されました。十銭というと、現在だと500円くらいの価格帯と思います。もうちょっと安いかな? ジャンルは実用書や入門書が中心で、例えば俳句入門経済記事の見方映画のABCなどが刊行されています。その中でエロ・エロ東京娘百景のようなド風俗本が出版される余地などあるはずが無いように思えるのですが、こちらは十銭文庫唯一の懸賞募集で当選した原稿だそうで、例外中の例外的取り扱いだったようです🤐

著者は壱岐はる子という来歴不明な謎の人物で、ネット上にも全く情報が無いと言って過言ではありません(何かご存じでしたら連絡下さい)。ちなみに著者は男性と、私は推測しています。男性としてこの本を出版してしまったらエロ丸出しで発禁になってしまうと予測し、適当な女性名をつけてエロではなく現代の女性の実態を暴いた本ですよ~と周知することで、発禁を免れようとしたのではないかというのがその理由です。それに当時この手のエロ本を手掛けたのは、私の知る限り全て男性です。壱岐はる子って名前も何かふざけていると感じませんか?全部ひらがなにしてみると??😂 これ以上は何も申しません😂

内容は男を翻弄するモダン・ガールたちの様々な姿を描いています。そしてよくよく眺めてみると単純にエロだけでなく、男性をものともしないフェミニズムの精神のようなものも伝わってきます。戦前は現在と比べ物にならないほど男性優位の社会であったはずで、こういった部分も発禁処分を喰らう格好の材料になったのかもしれませんね🙄

おわりに

実際目を通してみると、何でこの程度で発禁になるの?と、ほとんどの方が疑問に思うはずです。実は江戸時代から出版物への厳しい規制が既に始まっていて、それが帝国憲法施行後も方針を変えつつ制度として残ったといった方が正しいのかもしれません。それだけ出版物が社会に与える影響を政府が恐れていたとも言えます。実際昭和初期頃より隆盛した左翼運動では、関連本(ほぼ発禁本)を出版した人物が多数官憲に殺されています。多くの制約による過ちがあって今があるのですね😋 メルシー!!!

動画の全編は下記となります。ついでにチャンネル登録もらえたら嬉ちーなと思うこの頃です。

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました