装幀あれこれ

本の表紙(顔)である、装幀を歴史と起源に関して紹介しております。

その他

珍しい発禁本「二人の異端者」 大正時代の小説

その昔、日本では「検閲」という制度が存在しており、公序良俗を乱すような商品は回収させたり、罰金刑を加えたりしていました。本にもその制度は適用され、出版できなくなった本は俗に「発禁本」と呼ばれています。
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「蔵書票」と「図書館の管理番号」の違い

LE PETIT PARISIEN(書斎)にお越し下さる方からの質問の一つに、「蔵書票と図書館の管理番号の違いは何か」があります。いずれも、蔵書を管理するという点では一致していますね。実のところ、これら二つのアイテムに決定的な差異はありません。
その他

蔵書票&装幀ジャーナル58 本に見える痕跡シリーズその1 人間観相学 科学と魔術

本に直接文字を書き込む行為は、様々な場面において行われてきました。古くはページの余白の部分に呪いの言葉を書いて、本が盗まれるのを防ぐこともありました。今回は、標題紙(タイトルページ)が失われた本に対し、ご丁寧に所有者が標題紙をあつらえ、かつ詳細を本のカバーに記載した珍しい痕跡を紹介します。
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ウィル・ブラッドリー(Will.H.Bradley) アメリカにおけるアール・ヌーヴォー

「アール・ヌーヴォー」と聞くと、何となくアルフォンス・ミュシャやウイリアム・モリスなどを想像する方が多いと思います。今回紹介するウィルブラッドリーもこの時期に活躍したデザイナーなのですが、アメリカで活動していたことが災いしてか、日本では殆ど紹介された試しがありません。余りにも不憫&私の好きなデザイナーなので、記録に残しておくことに致しました。
その他

EX MERCE PULCHRIOR 蔵書票ではない商業に関する印?

「蔵書票」として、某日本橋の書店で販売されていたものなのですが、実は蔵書票以外の目的で作られたものではないかと個人的に推測している、ある「謎の票」につきまして紹介致します。何か思い当たる節がおありの方は、ご一報頂けますと幸いです。
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書庫をイメージした蔵書票 「library interior」

俗に(と言ってもほぼ日本では紹介されていませんが)「library interior」といったカテゴリーに属する蔵書票があります。無数の本棚にぎっしりと敷き詰められた書物が背景となっているのが、一つの特徴です。18世紀頃より、こちらのスタイルの蔵書票が数多く制作されました。
その他

小型の活版印刷機 「テキン」 大人の科学の原型

昨年度末に、ブックアーティスト赤井都さんの自宅兼工房にお邪魔しました。その際に、90年ほど前の小型活版印刷機(テキン)にてカレンダーを印刷する過程を撮影しました。最近大人の科学?で注目されたミニ活版印刷機の原型です。
本の構造

ゲテ本装幀 その2 横光利一「時計」 アルミ板

以前ご紹介した、ゲテ本(実用性を無視して造りにこだわった装幀)その1よりはいくらかマシ?な、横光利一の小説「時計」を紹介しています。 布の上からくくりつけられた謎のアルミ板が、85年を経た現在も鈍い光を放っています。画家の佐野繁二郎が装幀を担当しています。
写本

ドイツで作られた、15世紀の装幀本 その3 紙の素材・注釈の意味・印刷技術

15世紀最大の発明の一つと言えば、活版印刷?ではないでしょうか?しかしながら、グーテンベルクに始まる活版印刷がヨーロッパ全土に浸透したのは16世紀以降で、それまでは手書きの写本も並行して数多く作られていました。今回紹介する15世紀の印刷本は、その過渡期であることが分かる特徴が印刷に顕れています。
その他

これまでと、そして、これからの書斎の活動指針

2020年はコロナウイルスが世界を混迷の渦に巻き込んだ、歴史的な1年となりました。ただ行動範囲が狭められた分、こちらのジャーナルの更新がコンスタントに進んだので、結果的には実りある1年と言えるでしょう。 新年ということもあり、今回は書斎の活動指針を改めて振り返ってみました。
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