装幀あれこれ

本の表紙(顔)である、装幀を歴史と起源に関して紹介しております。

写本

16世紀における西洋の装幀 豚革で包まれた本

本の装幀に革を使う場面は少なくありません。使用する革の種類も様々ですが、現在は主にヤギと牛の革が選択される場合がほとんどです。一方で、今回ご紹介する本は、豚革で包まれています。豚革本は、古典的装幀を語るうえで外せない要素なのです。
その他

書斎企画「で、装幀って何?」展の様子

オープンな書斎ル・プティ・パリジャンでは、時折一風変わった展示を実施しております。今回は、装幀の構造をより深く把握するために、敢えて「壊れた本」を設置しました。
本の構造

ゲテ本装幀1 造本小僧浮世戯書 青園荘刊行

嘗て、斎藤昌三という一人の愛書家が、「下手本」ばかり世に送り出す活動を行っていました。下手とはいわゆるゲテモノのゲテで、装幀に使用する素材が異常であったり、実用性に欠ける仕様になった造本などを、総じて下手本と呼称していました。今回はその中でも特に変わった一冊を紹介します。
工房訪問

製本における、手かがりと機械かがりの違い

かつての本は、例外なく「糸」を使用して作られていました。バラバラのページの束を、太い糸で綴じることで、本の原型を作り上げていた訳です。そして糸によるかがりにも二種類あって、それぞれに一長一短の特徴があるのです。
工房訪問

マーブリングの技術 職場訪問その4 (有)オピック 恩田則保さん

マーブリングは、子供から大人まで、誰でも気軽に楽しめるデザインの領域として、時には教育機関のカリキュラムにも取り入れられています。一方で、職人が作るマーブリングを目にする機会はほとんどありません。今回は特別に、普段実践されているマーブリングの作業を実演頂きました。
本の構造

装幀のスタイル1 ケンブリッジパネル

18世紀、英国を中心に人気を博した技法に、ケンブリッジパネルがあります。ケンブリッジパネルは、表紙にマスキングを施すことで、部分部分で異なるカラーを塗布し、その後、熱を帯びたコテで溝を作ることで表現する、洗練された装幀スタイルです。
本の構造

装幀におけるマーブリング

糊を溶かした水溶液を水面に伸ばし、その上から絵の具を垂らすことで模様を作り出した後、所定の紙で摺り取る技法を、「マーブリング」と呼びます。マーブリングは、日本の墨流しと同じような過程により作られますが、模様のバリエーションや使用する素材は多岐にわたります。
工房訪問

帳簿における本の「クータ」とは? 職場訪問その4 (有)オピック 恩田則保さん

製本の世界で重要な役割を担っている要素の一つが「クータ」です。クータは背表紙と本の中身との間に挟むことで、本を開きやすくする道具です。歴史の変遷とともに、本の使用用途および本の所有者が拡大していく中で、クータの技術は積極的に採用され始めました。
工房訪問

シャネルツイードの手帳 職場訪問その3 (有)オピック 恩田則保さん

手帳の装幀も様々で、景気が良い時代は、総革張りに三方金(本の端に行う装飾)といった贅沢なものが好まれる時期もあったそうです。現在では実用第一でそういったものが作られる傾向は無くなりましたが、それでも今回紹介するような老舗ブランドの定番生地を表紙に誂える遊びも残っているようです。
写本

ベリー公のいとも豪華なる時祷書

世界で最も美しい書物といわれているものの一つに、ベリー公のいとも豪華なる時祷書があります。15世紀初頭に制作が開始され、およそ80年の歳月を経たのちに完成しました。現在も、往時の美しさと気品を保った状態で保存されている、フランス屈指の有形遺産です。
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