蔵書票&装幀ジャーナル58 本に見える痕跡シリーズその1 人間観相学 科学と魔術

Bonjour.

動画の冒頭でも言及していますが、約4年ぶりの棚卸し作業を実施したために、こちらのジャーナルの更新が滞ってしまいまちた。。ま、うちの場合、本を販売している訳じゃあないので、無理にそんなことする必要も無いのですが、人の出入りがある限りはあるはずの本が紛失したりするケースもあるかも知れないので、念のため実施した次第でぇす(一通り完了しました!!Yatta!!😊

で、約1か月半ぶりのトピックは何かと申しますと「痕跡シリーズ」と題しまして、かつての本の所有者が本に書き込んだ文字やら文章を分析していくシリーズということで、今回初めて第一回目をアップロードしてみました。で、この痕跡ってのが結構興味深い代物でしてね。。書き込みというと今では本の大事な箇所に赤線を引いたりとか、本の余白にメモを入れて次回そこに目を通した際に理解しやすくしたりするために使用することが大部分だと思うのですが、その昔は詩集の前に自分の詩を書き込んだりやら、発禁本であることを示すための言葉を挿入したりするなど、様々な痕跡が本には遺されているんですね。タモリ倶楽部でも以前に本の痕跡特集をやったくらいですから、中にも結構笑えるものもあったりするみたいです。御託はこのくらいにしておいて、そろそろ本題に入りませう😊

※※必要な部分のみ切り出して紹介しておりますので、途中から動画が始まっている場合がございます。まずは動画からご覧になり、補足をお読みください。

ジャン・バティスタ・デッラ・ポルタは主に16世紀に活動した人物で、生前この人間観相学を含め多くの著作を遺したようです。当時にあって多くの科学的実験を行ったそうなのですが、この時代は未だカトリック中心の思想が根強かったこともあって、科学実験=神の神聖な領域を犯すと思われていた傾向がありまして、教皇から実験の禁止を通達されています。一歩間違えれば、異端者として火あぶりにされていたかもしれませんね😂 ちなみにこちらの人間観相学は1583年ではなく、実際に1586年にラテン語版が出版されています。私の所蔵しているものは、こちらの書き込みによりますと、ラテン語版をフランス語に翻訳して出版された最初の版とのことです。

何と標題紙(タイトルページ)も全部手書きで書かれています!筆記から察するに、間違いなく先ほどの解説を記した人物があつらえたものであることが分かります。具体的には、1655年にルーアンのJean&David Bertherinから出版されたものです。JeanとDavidは兄弟だったようで、ルーアンで6、7冊ほど本を出版したようです。その後返しきれない借金を抱えて窮迫のうちに死んだと、フランスのウェブサイトで簡単に紹介されていました。事業が軌道に乗らなかったのでしょうか?参考までに、実際の標題紙はこれ↓

で、実際の内容はと言うと。。超絶くだらねーのです笑 で、またこの著者が(恐らく)クソ真面目に論じているもんだから、余計にくだらなさが倍増しています笑 総計700ページにもなる膨大な内容なので、流石にごく一部しか紐解いていない状態なのですが、どうやら同じようなことを何度も繰り返している箇所が少なくないと見受けられるので、つぶさに読む根気は不要でしょう😂 しかもお兄さん?から聞いた話を書きましたみたいなことを、冒頭辺りでほざいて仰っていたような気がします😂 挿絵もこれまた痛快で、人間の顔を動物の顔に無理やり似せてこじつけようとする不毛な努力が垣間見えます笑 牛の顔みたいな奴はのろまな奴?だったかな😂

おわりに

いささかアカデミック感に欠けますが、痕跡学で一つのジャンルが確立出来るんじゃないかなと思いうこの頃。本における痕跡だけでも十分話のネタになる位ですからね!広義に捉えると、こちらで散々っぱら紹介してきました蔵書票も、まごうこと無き痕跡の一種と言えるでしょう。直接書き込んだにせよ、書票として貼り付けたにせよ、人間の残滓がそこに感じられる限りは痕跡であることに変わりはありません。そんな訳で次回は蔵書票絡みのトピックをぶち込み予定でーす!あ・びあんと❤

動画の全編は下記となります。ついでにチャンネル登録もらえたら嬉ちーなと思うこの頃です。

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