蔵書票あれこれヴィクトール・ユゴーの蔵書票 近代フランスを代表する大作家であるヴィクトール・ユゴーも、職人に自らの蔵書票を制作させていました。彼の代表作の一つでもある、「ノートルダム・ド・パリ」を象徴したデザインとなっており、一目でユゴーの蔵書票であることが分かる、グラフィカルな作品です。 2020.06.30蔵書票あれこれ蔵書票のスタイル貼り付けされた蔵書票
本の構造装幀のスタイル1 ケンブリッジパネル 18世紀、英国を中心に人気を博した技法に、ケンブリッジパネルがあります。ケンブリッジパネルは、表紙にマスキングを施すことで、部分部分で異なるカラーを塗布し、その後、熱を帯びたコテで溝を作ることで表現する、洗練された装幀スタイルです。 2020.06.19本の構造装幀のスタイル製本道具
本の構造装幀におけるマーブリング 糊を溶かした水溶液を水面に伸ばし、その上から絵の具を垂らすことで模様を作り出した後、所定の紙で摺り取る技法を、「マーブリング」と呼びます。マーブリングは、日本の墨流しと同じような過程により作られますが、模様のバリエーションや使用する素材は多岐にわたります。 2020.06.15本の構造装幀あれこれ装幀のスタイル
蔵書票あれこれ蔵書票と紋章 椅子や机、食器など、特定のモノの持ち主を証明する最古の手段として、「紋章」があります。紋章はそれらのみならず、本の所有者の特定、すなわち蔵書票にも活用されてきました。蔵書票の歴史は、紋章なしには語れないと言っても過言ではありません。 2020.06.08蔵書票あれこれ蔵書票のスタイル貼り付けされた蔵書票