オープンな書斎「LE PETIT PARISIEN」の様子

Bonjour.

今回は、天気だったこともあり、約三年?の時を経て、久しぶりに書斎の様子を撮影してみました。一応拠点も持ってますよ、という告知も兼ねております。ちなみに、従来通りの定点撮影ではない関係で、若干のブレが生じております。何卒ご承知おきください。

※※必要な部分のみ切り出して紹介しておりますので、途中から動画が始まっている場合がございます。まずは動画からご覧になり、補足をお読みください。

外観は、それほど大きな変化はありません。というより、2014年のオープン以降何も手を加えていません。敢えて言うならば経年の変化で、壁面の装飾が褪せて全体的にセピア調になった感はあります。

およそ10坪程度の空間で、しかも空間の一部が書棚で占められておりますので、実際の広さよりは窮屈に感じるかもしれません。にもかかわらず手狭を承知で、古楽の演奏会やら、詩人?のパフォーマンスやら各種イヴェントを不定期で開催しておりまして、そんな時はすし詰め状態で会が進むことになります。過去開催のイベントは、こちらを参照ください。le petit parisienイベント


一応和書と洋書の区分は棚ごとに行っているのですが、ジャンルによっては一部ごっちゃになっている棚もあったりします。その辺は個人の「書斎」ってことで許してちょ。研究していた分野が関連と個人的な趣味で、洋書はアールヌーヴォー絡みの書籍がちょこちょこと。芥川は、思想家としての側面に関心があるのと、初版本の装幀が私好みで一時期蒐集(しゅうしゅう)しておりました。これは別途紹介させて頂きたく存じます。

書斎の奥にはカウンターがございまして、ちょっとした「バーごっこ」が出来るような仕様になっています。動画でも言及しておりますように、飲食店がやりたい訳ではなく、こちらはお越し頂いたお客様との会話を滑らかにする道具類と思ってください。私も狂ったように呑みまくります。


ガラス棚の中の本は、原則として全て平積みで保管しております。痛みを軽減するためなのはもちろんですが、別のトピック(15世紀末の装幀)で紹介しているように、本は歴史的に平積みで保管するのが一般的でした。今でも保管を第一に考えるのであれば、平積みにしておくことを推奨します。「エロエロ東京娘百景」という、国立国会図書館にも存在しない(恐らく紛失?)奇書もこちらにございます。その他のタイトルも含め、全て書斎にて閲覧可能です。

和書は洋書以上に雑多かもしれません。。特徴としては、エログロナンセンス関係の戦前に出版された資料が割と豊富です。戦前と現在のナンセンスで通底する部分って果たしてあるんだろうかといった疑問から、蒐集が始まりました。定番?の澁澤龍彦、生田耕作もちょろちょろと。変化球としては、深沢七郎かな。。実は書斎と深沢七郎には深い縁があるのです。。そんな深くないかもしれないけど。楢山節考の作者です、と言っても今ではピンと来ないかも知れませんね。

おわりに

曳舟の異空間、もといオープンな書斎、LE PETIT PARISIEN(ルプティパリジャン)をかいつまんで紹介してみました。周辺の住民からは、一体何の事業を行っている店なのか分からないと、オープン当初より不審がられて現在に至ります。会員制のクラブか何かと勘違いされている方もあるようです。そんなことは一寸もござんせんので、お気軽に(中々気軽には入れないかもしれないですけど)、足をお運びくださいね。本のことなんか全く興味が無くても構いません。来たい人が来れば良いと常々思ってます。どうぞよろしく。それではメルシー、アビアント、ボンジュルネー!!!

ご興味がございましたら、youtubeのチャンネル登録に協力頂けますと幸いです。動画の全編は下記となります。ご参考までに。

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