蔵書票あれこれ

所有者を示す方法

世界最古級の蔵書票 ドイツのハリネズミ 掛詞 言葉遊び 紋章

俗に「ハリネズミの蔵書票」として知られている、15世紀に製作された最古級の票を紹介します。こちらの蔵書票、日本では単純にモットー(格言)に書かれている言葉にしか言及していないのでですが、私はもう一歩踏み込んで呪いの言葉(ブックカース)やカンティング(一種の言葉遊び)についても説明を加えてみました。
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本が授与されたことを示す票 ギフトプレート 蔵書票の一種

蔵書票の中で、俗にギフトプレート(gift - plate)と分類されている特殊な票があります。ギフトとは文字通り、別の人間ないし団体から贈られた票ということを意味しています。今回は、学校が優秀ない成績を収めた生徒に贈った票について解説します。
所有者を示す方法

アノニマス蔵書票 所有者不明の蔵書票について 紋章

持ち主の名前を票内に記載すること、それが現在の蔵書票の使用法としては一般的です。しなかしながら、古い蔵書票の中にはデザイン(主に紋章)だけが刻まれて名前の記載が無いものも存在します。それらの中で、未だに票主(蔵書票の持ち主)が判明していないものを、俗にアノニマス蔵書票と西洋では呼称していました。
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珍しい発禁本「二人の異端者」 大正時代の小説

その昔、日本では「検閲」という制度が存在しており、公序良俗を乱すような商品は回収させたり、罰金刑を加えたりしていました。本にもその制度は適用され、出版できなくなった本は俗に「発禁本」と呼ばれています。
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「蔵書票」と「図書館の管理番号」の違い

LE PETIT PARISIEN(書斎)にお越し下さる方からの質問の一つに、「蔵書票と図書館の管理番号の違いは何か」があります。いずれも、蔵書を管理するという点では一致していますね。実のところ、これら二つのアイテムに決定的な差異はありません。
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EX MERCE PULCHRIOR 蔵書票ではない商業に関する印?

「蔵書票」として、某日本橋の書店で販売されていたものなのですが、実は蔵書票以外の目的で作られたものではないかと個人的に推測している、ある「謎の票」につきまして紹介致します。何か思い当たる節がおありの方は、ご一報頂けますと幸いです。
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書庫をイメージした蔵書票 「library interior」

俗に(と言ってもほぼ日本では紹介されていませんが)「library interior」といったカテゴリーに属する蔵書票があります。無数の本棚にぎっしりと敷き詰められた書物が背景となっているのが、一つの特徴です。18世紀頃より、こちらのスタイルの蔵書票が数多く制作されました。
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蔵書票の起源1 古代における、書物の所有者を示す方法 

これまで散々紹介してまいりました「蔵書票」が、書物の所有者を規定する最も古い方法ではありませんでした。何と古代よりそういった習慣はあったそうで、今回はその最古の一つと考えられる、古代エジプトにおけるパピルスの所有者を示した方法について見てまいります。
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日本書票協会  The Nippon Exlibris Association

蔵書票を一般に普及させるといった名目でもって「日本書票協会」は1943年に創設されました。(設立当時は日本愛書協会) 協会は原則として会員制を採用しており、所属会員に様々な特典と情報を提供し続けています。
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これまでと、そして、これからの書斎の活動指針

2020年はコロナウイルスが世界を混迷の渦に巻き込んだ、歴史的な1年となりました。ただ行動範囲が狭められた分、こちらのジャーナルの更新がコンスタントに進んだので、結果的には実りある1年と言えるでしょう。 新年ということもあり、今回は書斎の活動指針を改めて振り返ってみました。
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