挿絵としての蔵書票

所有者を示す方法

アノニマス蔵書票 所有者不明の蔵書票について 紋章

持ち主の名前を票内に記載すること、それが現在の蔵書票の使用法としては一般的です。しなかしながら、古い蔵書票の中にはデザイン(主に紋章)だけが刻まれて名前の記載が無いものも存在します。それらの中で、未だに票主(蔵書票の持ち主)が判明していないものを、俗にアノニマス蔵書票と西洋では呼称していました。
挿絵としての蔵書票

挿絵としての蔵書票2 橋口五葉

後世に名を残している画家の手による蔵書票というものを、時折見かけます。今回紹介する橋口五葉は、明治・大正と二つの時代を又にかけて活躍した画家です。彼の業績の中で比較的良く知られているのが、夏目漱石の著作の装幀で、その一つに蔵書票?と思しき版画を刷り込んだ一冊があります。
挿絵としての蔵書票

挿絵としての蔵書票1 竹久夢二  

明治、大正、昭和と、三つの時代で高い評価を獲得し、現在も多くのファンを魅了し続ける画家「竹久夢二」は、蔵書票にも関わっていました。ただし、それは実用性のあるものではなく、あくまでも本の挿絵の一部として機能していました。
Translate »
タイトルとURLをコピーしました