2020-12

写本

ドイツで作られた、15世紀の装幀本 その2 本の型押し・革の種類・蝶番

前回に続き、15世紀の装幀に焦点を当てて説明を加えています。今回は、本に使用されている革の種類、蝶番を取り付ける意味、型押しと箔押しの技術に言及しました。私の不手際で、型押しの装飾が見えづらい形で撮影してしまいました。申し訳ございません。
その他

ハイデルベルク社の活版印刷機

いうまでもなく、活版印刷は印刷技術の「源流」ですが、現在はデジタル印刷が業界を席巻し、活版は名刺など小物の印刷などに僅かに見える、消えゆく存在となっています。しかし、東京都墨田区に未だ活版印刷機が現役で作動している現場があるということで、知人を介して先日お邪魔してまいりました。
蔵書票あれこれ

蔵書票のモチーフとしての、「紋章」と「家紋」の差異

蔵書票に最も多用されてきたデザインとして、まず紋章が筆頭に挙げられます。16世紀~18世紀までに制作された蔵書票のほとんどは紋章をモチーフにしていました。一方で、紋章の親戚と認識されがちである日本の家紋は、滅多に蔵書票に取り入れられることはありません。これらの差異は、何処に起因しているのでしょうか?
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