写本16世紀における西洋の装幀 豚革で包まれた本 本の装幀に革を使う場面は少なくありません。使用する革の種類も様々ですが、現在は主にヤギと牛の革が選択される場合がほとんどです。一方で、今回ご紹介する本は、豚革で包まれています。豚革本は、古典的装幀を語るうえで外せない要素なのです。 2020.08.30写本本の構造本の著者装幀あれこれ装幀のスタイル
その他書斎企画「で、装幀って何?」展の様子 オープンな書斎ル・プティ・パリジャンでは、時折一風変わった展示を実施しております。今回は、装幀の構造をより深く把握するために、敢えて「壊れた本」を設置しました。 2020.08.22その他書斎の様子本の構造装幀あれこれ装幀のスタイル
本の構造ゲテ本装幀1 造本小僧浮世戯書 青園荘刊行 嘗て、斎藤昌三という一人の愛書家が、「下手本」ばかり世に送り出す活動を行っていました。下手とはいわゆるゲテモノのゲテで、装幀に使用する素材が異常であったり、実用性に欠ける仕様になった造本などを、総じて下手本と呼称していました。今回はその中でも特に変わった一冊を紹介します。 2020.08.17本の構造装幀あれこれ装幀のスタイル
挿絵としての蔵書票挿絵としての蔵書票2 橋口五葉 後世に名を残している画家の手による蔵書票というものを、時折見かけます。今回紹介する橋口五葉は、明治・大正と二つの時代を又にかけて活躍した画家です。彼の業績の中で比較的良く知られているのが、夏目漱石の著作の装幀で、その一つに蔵書票?と思しき版画を刷り込んだ一冊があります。 2020.08.11挿絵としての蔵書票蔵書票あれこれ蔵書票のスタイル蔵書票作家
工房訪問製本における、手かがりと機械かがりの違い かつての本は、例外なく「糸」を使用して作られていました。バラバラのページの束を、太い糸で綴じることで、本の原型を作り上げていた訳です。そして糸によるかがりにも二種類あって、それぞれに一長一短の特徴があるのです。 2020.08.05工房訪問本の構造装幀あれこれ