Bonjour.
皆さん手帳って使ってますか??今はgoogleカレンダーをはじめ、優秀なカレンダーアプリが沢山用意されているので、中々使用する機会に至らない方もいらっしゃるかと思います。嘗ての手帳はある種の、特に男性においてはステータスを証明するアイテム的役割をも担っていたようで、一時期は総革張りでページの淵に金の装飾を施した(三方金と呼びます)、豪華な手帳が飛ぶように売れた時代もあったそうです。今回紹介する手帳も、その種のものに当たるのかなぁとは思います。果たして需要があるのかは知りませんけど笑
※※必要な部分のみ切り出して紹介しておりますので、途中から動画が始まっている場合がございます。まずは動画からご覧になり、補足をお読みください。
何とシャネルツイードを使用した手帳!バブリーですね笑 恩田さんがおっしゃっているように、ギラギラ感しか感じません笑 ちなみに、シャネルにツイードを提供している生地屋は、確かリントンとかいった会社だったように記憶しています。いくら天下のシャネルと言えど、生地まで独自生産という訳には中々いかないようです。その昔、恵比寿に「テキスタイルデポ」という、やたらめったらオシャンテーな生地屋がございまして、そこでもシャネルツイードが販売されてましたが、たった1メートルでもとんでもない価格でした。(恐らく3万くら使用する
中に使用する紙はフールス紙(中質紙)、漂白を行っていないので、少し黄身がかった色をしています。手書き、特に万年筆に向いている紙とも言われています。各ページは、専用の機械で綴じられています(近々紹介します)。表紙がソフトカバーということもあり、時間の経過で表紙が反っていくようですが、件のシャネルの方は一枚和紙を載せて補強し、反りを未然に防ぎます。¥3,000円と¥8,000の手帳の差異は、見えない部分にまで及んでいるのです。
一般の業者に頼んで生地を取り寄せると、1ロット700mということで、恩田さんが制作しているこちらの手帳が約2万冊作れる分量だそうです。ただこちらの製本所は恩田さん一人で運営されているので、一か月あたりせいぜい300冊程度の制作が限界とのこと。それでも、一日10冊作るんですから、馬車馬よろしくの激務が容易に想像されます。
今回のシャネル問わず、主にファッションと深く関連している生地が、こういったステーショナリーに活用されている事例は、他にも沢山あるように思います。原則として、よほど地厚な生地でない限り、裏打ちさえしっかりと行えば、本の装幀に利用することが可能です。ちなみに、恩田製本所絶賛丁稚募集中(バイト代は暫く出ないかも)ですので、ご興味がおありの方は、私までお問合せ下さい。恩田さん本気で探してます笑
ご興味がございましたら、youtubeのチャンネル登録にご協力頂けますと幸いです。動画の全編は下記となります。ご参考までに。
This website uses cookies.